【旅行】伊勢に行ってきた
フランス語をならっています。
伊勢に旅行した(じぇ・ゔぉわいやじぇ・あ・いせ)、とフランス人の先生に言ってみたところ、何日行ったんか聞かれたので、2日、と答えたら、「そんなんvoyageにならん」と笑われました。voyageってもっと長い、ほんとに「旅行」というかんじがするみたい。
じゃあなんやねん、と尋ねたら、なんとかって言っていたけど、忘れてしまったな。こんなだからうまくならないんですよね。フン。
エクスカーションだっけ。違ったかも。ほんとフランス人ってかんじの先生だから、からかわれたかもしれん。とはいえ、大なり小なり彼らにとってみれば遠足的ななにかなのでしょう。そもそもからして「日帰り旅行」とかいうものが先生にとっては不思議みたい。まあ、フランスって広いしね。
■切符を買うねん
今回の目的地は、お伊勢さんを通り越して、鳥羽水族館も通り越して、賢島。近鉄志摩線の終点です。
近鉄の2日間全線フリーきっぷを使いました。
https://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/2days_free.pdf
2日間どれだけ乗っても3,000円!(特急は別料金)
さんぜんえんで名古屋でも伊勢でも行けますねん。まあ、逆に言うと近鉄通ってるとこまでなので、そこまでなんですけども。和歌山行けると思ってたけど、勘違いだったみたい。
あと、6月いっぱいです。なんで、もう終わった。
青春18切符と違って、購入時に利用日を指定します。とりあえず買って期間のうちに使おう、というのはできないみたい。6月なので雨がちょっと心配でしたが、安いから仕方ないね。手数料はかかりますが、使用前なら払い戻しも可能です。
というわけで、3,000円で賢島まで往復できたのだけど、さすがに腰を痛めそうなのでやめました。京都から伊勢はやっぱり近くはない。
特急は全席指定。これも事前に購入しておくのが良いと思います。当日でも買えますが、席なくなることがあるからお早めにって駅の窓口の人に言われました。曜日と時間によっては混んでるみたい。実際、行きの特急はワリと詰まっていました。
近鉄の車窓から。緑。
■乗り方
フリー切符は自動改札口を通します。自動改札のない駅では駅員さんにとか、「この駅では駅員さんに見せてな」というのが書いてあるので、そうしてください。
特急券は、改札通しません。車掌さんはときどき車内を通るけど、一回も「券をば見せろ」とは言われませんでした。
いつの頃からか新幹線でも切符を拝見~というのはなくなりましたが、埋まっているべき席が埋まっとったらOK、おらんはずのところに誰かいたら拝見、というかんじなんですかね。
■そして、伊勢へ
中途半端にケチろうとしたのと、ローカル電車に乗りたい気もしたので、伊勢中川で乗り換えました。
この伊勢中川駅、乗り換え時間が短いことで有名みたい。実際、3分しかなかった。特急切符を買ってから知ったので、ちょっとドキドキしました。このへんがね、みそかすクオリティーですね。
どこそこ行きは常にこのホームって決まってないから車内放送をよく聞いとけ、というアドバイスがあったので耳を澄ませていましたが、直前で信号待ちになるわ車内放送の声、ちっさ!てな感じだわで、いよいよ焦るも、電車がホームにつくと、向こうのホームに行き先「鳥羽」と表示された電車が止まっておりたいへんラッキー。これ、見えてなかったら超絶焦ったと思います。見つけたら一直線に向かうか、目的地まで特急で行きましょう(そうするわね、ふつー)。
■アア、ローカル
いかにもいかにもローカル線だー、とのんびりのどかに進みます。
伊勢市、五十鈴川、などで乗り降りあり。このへんで降りる方はお参りに行かれるのでしょう。
途中、やたら丸太が積まれていて周り何もない駅で、観光客らしき女性が一人おりていったが、何があるんだろうか。
これにゴトゴト乗っていますと、1時間ぐらいで鳥羽に着きます。
■鳥羽駅
朝8時前に家を出て、鳥羽につきますと11時ぐらいでした。
目的地の賢島行きの電車が来るまで30分ぐらいあったので、一旦駅を出ました。あたりまえだけど、出るときフリー切符を改札に入れても戻ってきますから、安心して通りましょう。
鳥羽駅のつくりはワリとわかりやすくて、頭上の看板の◯番出口、の表示にしたがって好きなところから出ると良いです。改札出てすぐのところに観光案内所もあります。目の前はコンビニです。
1番出口から出ると、すぐにミキモトさんの像があります。ミキモトさん、ぜひ私めも真珠で飾ったってください。「1番街」のほうに向かって横断歩道を渡るとドルフィン公園、海のほうを見やれば足湯も見えています。
ドルフィン公園の入り口で、おじさんが観光名所のパンフレットを配って「水族館はあっち」とか道案内してくれるふうでした。そんなに複雑な道ではないぽいですが、なんせ見知らぬ土地なので自信がないときは尋ねてみるといいと思います。
さすがに足湯に入る時間はなくぢっと船見る。
■賢島駅
駅を出てすぐのところに、イワジン真珠店の隣にあるイワジン喫茶室でランチ。
入るとすぐ魚介料理のいい香りが。
ブイヤベースランチ、とってもおいしかったです。ちょっとしょっぱい感あるかもですけども。アコヤ貝スパゲティというのもあり、期間限定に弱い私は超悩みました……。
ごはんのあと、あご湾島めぐりに乗りました。これ、駅から2分てかんじ。なにしろすぐ。こちらはエスパーニャクルーズより便が少ないので、時間をきちんと調べておくのがよいです。
事故もやっぱりちょっとは気になったのだけど、船長さんのお話が楽しい、と口コミにたくさん書いてあったので、こちらにしました。
結果から言うと、英虞湾めっちゃ穏やかだし、船長さんのお話ほんとに楽しかったです。
この船、70人ぐらい乗れるみたいで、思ったより大きかった。一階席は赤いシートで素敵な感じ。座っていないので座り心地はわからんですが、窓は開けちゃダメらしい。
私は二階席(外)に乗りましたところ、ベンチはザ・木で、なのでザ・木の座り心地でした。船長さんのお話はスピーカーからちゃんと聞こえます。
雨降りでなければ風が気持ちいいと思いますが、もう少し暑くなるとそうも言っていられないかも。乗った日は薄曇りでしたけど、すでに暑かったです。しかも、日傘を差すとなんぼ穏やかとはいえさすがに飛ばされそうでちょっとなぁと。
湾の波はとても穏やかで、ゆっくり進むのでちょっと眠くなるかも。
今は真珠産業も厳しくなっているとのことで、たくさん養殖イカダがあるように見えても全盛期からすれば生産者はかなり減っているそう。高齢化も進んでいるとのことでした。
売れ行きの話はしていなかったですけど、まあ、真珠なんてそうそう買わんわね、というのが私の感想です。今回も買わ(え)んかったし。
50分ほどのクルーズは、のんびりして満足でした。
釣り用のイカダもあるそうで、実際釣りをしている人もいましたよ。
エスパーニャクルーズの乗り場は隣にあります。お値段ちょっと高い。
船長さんによると、「大きな船ですが、中身はこちらと同じです」とのこと。ただ、おじさんでなくきれいな女性の美声(テープ)が案内してくれるそうです。
お子さんは、大きい船のほうが楽しいかもですね。島めぐりの乗客はわりと年配でした笑
駅にあるカフェの隣にギャラリー的なものがあってサミットの写真とか飾ってあった。なお、志摩マリンランドはもうあらへんため、船とお散歩以外はあんまりやることがないです。海辺らしく猫がときどき。
船の乗り場の周りにも、貝を焼いてたりおいしそうなもうちょっとワイルドめなお店もありました。いいにおいがするんだー。
赤いほうが普通電車で、青いほうが特急。
■志摩神明駅
賢島からいっこ戻って、志摩神明駅から歩いてすぐのホテルに止まりました。
地方のふつうのホテル、というかんじのお部屋でしたが、夕食はとてもおいしかったです。
ネット予約するとき写真を見てだいぶりっぱなホテルだなと思いまして、まぁ、実物はちょっとというかだいぶ違っていましたが、スタッフの方々は皆さん感じが良かったし、お風呂も空いていて良かったです。周りはほぼ何もあらへんような感じでした(少なくとも徒歩では)。
とりあえず一日目ここまで。
次、翌日のことまたそのうち。