みそかす日記

映画とか本とか美術館とか飲み屋とか。日々のけだるげな記録

ねこじゃねこじゃ「もしも猫展」に行ってきた

 京都文化博物館(ぶんぱく)の「もしも猫展」に行ってきました。
 平日の昼下がりで、ガラ空きというわけでもありませんでしたが、そんなに混んでなく、ゆっくり見られました。外国の方もちらほら。ショップの店員さん英語ペラペラだった。

www.bunpaku.or.jp

 4階から3階へ降りていくいつものスタイル。

 か、かわええ……

intojapanwaraku.com

(これ↑は和楽のページ。真ん中の猫!)

 基本的には猫作品ですが、広く捉えた「擬人化」作品(逆に擬猫化もあったり)を堪能できました。
 実のところ、テーマはあんまり見ておらず、国芳作品がお目当てでした。国芳と聞いたら行きたくなる。行ってみたらそういうテーマで、若干強引かなという思いもなきにしもあらず、しかしそれも含め面白かったです。

 一部除き写真OK。
 しかし、撮らんかった。撮っても使い方がわからんのよね! どうせきれいに撮れないし。

 猫ばかりでなく、海の生き物の擬人化や、歌舞伎役者を猫にして描いもの、そして大好きな落書き(「荷宝蔵壁のむだ書」。和楽ページの落書き猫です)もあったり、芳年やちょっとだけ暁斎もあったり、明治の絵もあったりで楽しかったです。広重の、遊郭の窓から外を見ている猫も良かったですね。
 猫の雪だるま「初雪の戯遊」の絵がとても気に入りました。

 おこまちゃん(猫)の草紙なんてのもありました。私はまったく知らなかったですが、猫好きさんの間では有名な本みたい。山東京伝歌川国芳ってすごくないですか……。

おこまの大冒険〜朧月猫の草紙〜

 まあ、こんな言い方もアレですけども、めっちゃ絵うまいよね。

 オリジナルグッズは、Tシャツや風呂敷、手ぬぐいなど布のものが充実していたような。紙のもの、マスキングテープ、マグネット、グラス、豆皿、アクセサリーなどもありました。絵葉書がちょっと少なかったかな……。

 私は落書き猫の手ぬぐいを買いました。
 こいつ、ニャロメにちょっと似てて笑けるんだよね。
 (時系列的にはニャロメがこの猫に似てるんだけども)

 11月12日まで。